今日、買い物帰りに自転車で車一台がやっと通れるくらいの細い道を走っていると、黒と茶色の毛玉が巴紋のようになって目の前を横切った。
よく見ると、イタチがもう一匹を咥えているようである。
そいつは、そのままでは逃げられないと思ったのだろう、黒いのを道端に置いて家の陰に走り去った。黒いのは動かない。真っ黒な仔猫だった。足でつついても反応しないので、絶命しているようだ。
よくもまあ、あの細い体で自分と同じくらいの大きさがある死体を持ち運べるもんだな。
家の陰を覗くと、こちらを伺っていたようで、目が合うと逃げていった。
近くのポケストップでディスクを回し、アーボックを捕まえてからまた戻ってみると、仔猫の死体はなくなっていた。回収したのだろう。